2009.03.29 (日)
私は、高校・大学と仏教系の学校に通っていました。

なので、知人から、
「仏教についてわかりやすくかかれている本を教えて」
と、聞かれることがあります。

正直、最近は仏教と、とんとご無沙汰だし、
私もほんのちょっぴりかじった程度
どんな本がいいのか
さっぱりわからなかったのですが・・・

図書館で借りた本

いきなりはじめるダンマパダ―お寺で学ぶ「法句経」講座いきなりはじめるダンマパダ―お寺で学ぶ「法句経」講座
(2008/11)
釈 徹宗

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これは大阪の應典院というお寺で開催された仏教講座を収録したもので、
とても分かりやすかったです。




ダンマパダとは「法句経」と中国で訳されていますが、
パーリ語の聖典で、仏教の聖典の中でも最も古い時代に成立した
お釈迦様の説法の内容を詩の形式で記したものです。


高校時代、朝礼でこれを読誦するのですが
正直、嫌でした
「まるで刑務所にいるみたい」って
思ったものです

『行為をしてのち、それを後悔し、顔に涙して泣きながらその果報(むくい)をうける、
このような行為は善くなされたものではない。』

『悪い事も、その果報が生じないあいだは、愚か者はそれを蜜の如く思っている。
しかし悪事の果報が生ずると、その時にいたって愚か者は苦悩をうける』

これをテストの前に読むのですが、
要するに、カンニング防止? の意味のようで。
まあ、なんだか
「悪いことすると、閻魔さまに舌をぬかれるよ!!!」みたいな気がして。
朝っぱらから、気分悪いなあ~って、よく思いました。

あんまり、ダンマパダのイメージはよくなかったです。



今回、この本を読んで、
ダンマパダが好きになったかというと・・・・・ですけれど
この本では、ダンマパダからはじめて
仏教思想について、よりいろいろな面でのお話が多くて。
著者もダンマパダより
ストーリー性のある経典の方がどちらかというと、お好きみたいです(笑)


仏教って、あんまりにも色々な教義があるので、
一言では表現できなくて。
聖典も、キリスト教や、イスラム教のようにひとつの聖典があるわけじゃない。
インドでの成立から、中国へ渡り、日本へ渡って、
それぞれその風土にあった
宗教となっていくわけです。

私はその柔軟性が好きです。

本書には、

サンフランシスコ平和会議の時に、スリランカの代表ジェヤワルデネ氏が
このダンマパダの一節
『実にこの世においては怨みに報いるに怨みを以てしたならば 怨みの息(や)むことはない。怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の心理である。(中村元「ブッダの真理のことば、感興のことば」岩波文庫)』
これを読み上げて、日本への賠償権を放棄したというお話や

子供のころに両手両足を切断し、それでも身の回りの事は殆ど自分でこなし、
念仏者として、生き抜いてこられた中村久子さんのお話
(来日して久子さんにお会いしたヘレンケラーさんは“私より不幸な、そして偉大な人”
という言葉を久子さんにをおくったそうです。)
など、
仏教にまつわる色々なお話を紹介しています。

目からいっぱいうろこが落ちました

この著書の本をもっと読んでみようと思いました。

やっぱり分かりやすいのがいいなあ~
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